集客において、広告ほど楽なものはありません。
というと、多くの方が
「広告は失敗するのが怖くて…」
と言い、ブログやSNS集客を始めます。
広告が怖いという気持ちもわからなくはありません。
広告にお金をかけて、一人もお客さんが来なかったらどうしようという損を避けたいという気持ちです。
しかし、本来的に広告というのはあなたに変わって働く営業マンです。
あなたが営業すればするほどあなたのビジネスが儲かるように、広告費もかければかけるだけ儲かるのが基本です。
広告を怖がっている限りビジネスをビジネスを大きくしにくいです。
「初心者は無料集客から始める」という大誤解
「無料集客でうまくいけば、広告をかけよう」
と考える人も少なくありません。
無料集客とは、ブログやSNSなどの無料の媒体を使った集客のことです。
しかし、これも間違いです。
無料集客と広告では、無料集客の方が難度が高いです。
集客の大前提
そもそも集客というのは、お金と時間のどちらかを投資しないといけません。
お金を投資するのが広告、時間を投資するのが無料集客です。
そして我々事業主にとって、時間とはお金です。
無料集客に毎日4時間×3ヶ月間時間を投資して360時間。
ラッキーな場合を除けば、最低でもこれくらいは投資しないと結果は出ません。
もしあなたの時給が1000円だとしても36万円の投資です。
これだけ時間を投資して集まらなかったら目も当てられません。
無料集客の難しさ
そもそもなぜ無料集客が難しいかといえば、高度なマーケティングスキルが必要だからです。
無料集客の場合、まず媒体選びから始まります。
例えば、50代男性向けの商材でTikTokを使うのは無茶でしょう。
ターゲットが存在する媒体を選ぶ必要があります。
また、ターゲットのいる媒体でも、ターゲットにどう見つけてもらうかが課題になります。
ここが最も難しいところです。
ちなみに広告だとこの一番難しいところをマネーパワーでクリアできます。
見つけてもらうためにはコピーライティングスキルも重要です。
さらに、見つけてもらった後は、Yesと言いたくなるオファーを提案できなければいけません。
そしてここまでの仕組みが出来上がっても、アップデートでこれまでのやり方が通用しなくなるなんてこともザラです。
Googleのアップデートで検索順位が変わり、集客がゼロになってしまった。
Facebookのアップデートで投稿が表示されにくくなってしまった。
…こんなことは過去何度も起こっています。
2種類の広告
無料集客が難しいのはわかった。
でも、広告で失敗してしまいそうで怖い。
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし『運用型広告』の場合、私の感覚として「失敗」はありません。
この運用型広告を理解すると広告への恐怖心は解けるのではないかと思います。
反響型広告
運用型広告の説明の前に、反響型広告の説明をしましょう。
多くの方が広告といったときに反響型広告を想定するのではないでしょうか。
これはテレビCMや看板広告、フリーペーパーや、ホットペッパーなどがそれに当たります。
月10万円など一定期間を定額で広告枠を購入して、反響が何件あったかを見る広告です。
たとえ反響がなくても出稿期間が終わるまでは出し続けなければならず、いきなり広告を出すにはややギャンブル的です。
広告が怖いと思っている方は、このイメージがあるのではないでしょうか。
運用型広告
最近のWeb広告の多くは運用型広告になっています。
Facebook広告やリスティング広告、ヤフープロモーション広告などはこちらです。
ごく少額(Facebook広告の場合1日500円〜)から始められ、
・何人に配信して何人からどんな反応があったか
・現時点までいくら広告費を使っているか
こういったデータが広告を出した瞬間から見ることができます。
広告はいつでも編集可能なので、反響がなければ改善して反応率(効果)を高めていくことができます。
運用型広告に「失敗」がないといったのは、少額で試しながら改善していけるからです。
冒頭で広告は営業マンと言いましたが、営業マンを一人雇ってみて試行錯誤させながらうまくいく営業を覚えさせていくというイメージです。
運用型広告を基点に全ての集客の精度を上げられる
運用型広告は、うまくいったデータ・うまくいかなかったデータを購入しているとも考えられます。
この広告データをもとに、他の集客媒体も改善していきます。
どういうことか。
まず、広告には3つの要素があります。
・ターゲット
・キャッチコピー
・アイキャッチ画像
この3つの組み合わせで広告は成り立っています。
例えば、同じ広告でもAというターゲットに出したときとBというターゲットに出した時では反応率が違いますし、
同じターゲットにでもAというキャッチコピーで訴求した時とBというキャッチコピーで訴求した時では効果が違います。
つまり、データを買うとは
「どんなターゲット、どんなキャッチコピー、どんな画像にすると、どれくらいの反応が取れるのか?」
というデータを購入することです。
そして、最も反応率の高いデータの取れた広告を他の集客メディアにも使っていきます。
たとえばAというターゲットにBというキャッチコピー、Cという画像が最も反応率が良かった場合。
ポスティングチラシにはBというキャッチコピーを使う
SNSで告知するときはBのキャッチコピーとCの画像を使い、Aな人にオススメという…
というように、応用して使えるわけです。
広告を基点に、集客全体の精度を上げていくことができます。
それでもまだ広告が怖いですか?
繰り返しますが、積極的に広告費をかけた方がいいです。
基本的に正しく広告を出せれば、広告費をかければかけるほど儲かるからです。
なぜなら、無料集客は時間がかかり、しかも難度が高いので即日結果の出る運用型広告をお勧めします。
無料集客に時間を費やしても何にもならない方が怖いと、個人的には思います。
そして何より運用型広告は広告データを購入することで、集客全体の精度を上げていけます。
広告データを購入するついでに成果が出ると考えれば、月1万円などのほんの少額を試してみるのも悪くはないと思います。
具体的な方法論などは、また改めてブログにまとめますね。