こんにちは。
Webを使って生産性をあげる士業・講師・専門家のためのコンサルタント 瀬尾彩です。
「Web集客をしてもっと売上をあげたい!」
そう思ってSNSやブログなど、色々試してみているのであれば、
ぜひ今すぐチェックしてもらいたいポイントがあります。
そのポイントが利用者から使いづらければ、
あなたのお客はかなり増えにくい状態と言えます。
しかもそれは、あなたのお客さん候補者が絶対に避けて通れない場所です。
たった1箇所を間違えて予約が1/8になったサロン
あるリラクゼーションサロンの事例です。
もともとホームページから安定して予約の取れていたそのサロンは、
突然、毎月毎月予約数が少しずつ減っていったそうです。
「ページは編集してませんし、検索順位も変わってません」
と全く原因がわかりませんでした。
ついに予約は1/8にまで減少。
そこで相談されたコンサルタントは
ホームページを隅から隅まで検証して導き足した答えがありました。
「予約フォーム、質問の数が多すぎませんか?」
その数なんと20項目!
予約数が減っている原因は、申込フォームの入力が大変すぎたからでした。
サロン曰く、お客さんの要望に細かく応えるために設問数を増やしていったそうです。
予約フォームを元にもとしたら、予約数も元に戻ったそうです。
EFOを対策して申込フォームをノンストレスに
申込フォームを改善することをEFOと言います。
Entry Form Optimizationの略で、Web制作系の会社は最近この辺りをアピールする会社も多くなってきました。
あなたも予約や問い合わせなどの、なにかしらの申込フォームを持っていると思いますが、
実はこのフォームでの離脱は多く、約7割がここで離脱します。
逆に言えば、フォームまでアクセスしている人のうちの3割しか申し込みをしていないということです。
確かに私も身に覚えがあります。
セミナーやイベント、美容室やサービスの申込フォームなどで
・大量に入力項目があってそれだけでげんなり
・送信ボタンを押してもエラーで入力し直せと言われる
・でも項目が多くてどこがエラーかわからない
・エラー内容がどうでもいい(住所の番地を全角入力など)
こうなるとお客さんは申し込むのを途中で疲れてやめてしまうんですね。
私の還暦を過ぎた母はスマホの操作も危うく、いつもフォームでうまく申し込めないと毎回困っています。
さて、あなたのお問い合わせフォームは大丈夫ですか?
フォームのチェックポイント3つ
この記事を読み終わったらぜひあなたのフォームをチェックしてもらいたいと思います。
フォームのサービスを変えることなく、すぐに改善できるポイントをまとめました。
ぜひ活用してください。
①項目を最低限に
例えば、無料セミナーの申し込みフォームに住所って必要ですか?
来場時にアンケートに書いてもらうので十分ではないですか?
「任意入力でもらうのもダメですか?」
と反論がありそうですが、私は任意もお勧めしません。
フォームを開いてパッと見たときに項目が多いとそれだけでげんなりしませんか?
離脱につながりやすくなるポイントでもあります。
②関連情報は大分類でまとめる
「どの質問も必要で、どうしても項目が多くなってしまいます!」
その場合は関連する項目は大分類でまとめ認識しやすくしましょう。
例えば、
お客様情報という大分類の中に、氏名や住所、連絡先など
支払い情報という大分類の中に、決済方法など
のようなイメージです。
これだけですっきりとまとまり、また大量入力にも納得感が出ます。
不必要な指定をやめる
上で例に出しましたが、住所の番地を全角で書かせることにきっと意味はないですよね。
全角でも半角でもOKにしておく方がお客さんにとっては便利です。
電話番号は半角で欲しいですが、これもハイフンを入れるとエラーとか、入れないとエラーとかすると不便です。
また電話番号をの入力項目を3分割して聞くとフォーム入力の時にいちいちカーソルを合わせるのが手間になります。
まとめ
EFOとはお客に対する思いやりで、フォーム管理者の義務だと私は思っています。
これからあなたのサービスに申し込みたいと思っているお客さん対して、
「ストレスなくスムーズに申し込んでもらうにはどうしたらいいだろう?」
そう考えることがEFOの第一歩です。
もしあなたのフォームが平均的に7割離脱していたとして・・・
毎月15件の申込なら本来50人がフォームまで来ているということです。
これを離脱率を5割に抑えただけで、毎月10件問い合わせが増えるということです。
ストレスを減らしてスムーズな申し込みをしてもらう。
それが結果としてあなたの売上につながります。