「Web集客をしてもっと売上をあげたい!」
そう思って広告やSNSなど、色々試してみているのであれば、ぜひ今すぐチェックしてもらいたいポイントがあります。
そのポイントが利用者から使いづらければ、あなたのお客はかなり増えにくい状態と言えます。
しかもそれは、あなたのお客さん候補者が絶対に避けて通れない場所です。
たった1箇所を間違えて予約が1/8になったサロン
あるリラクゼーションサロンの事例です。
もともとホームページから安定して予約の取れていたそのサロンは、突然、毎月毎月予約数が少しずつ減っていきました。
「ページは編集してませんし、検索順位も変わってません」
と全く原因がわかりませんでした。
ついに予約は1/8にまで減少してしまいました。
そこで、ホームページを隅から隅まで検証した結果、導き足した答えがありました。
「予約フォーム、質問の数が多すぎませんか?」
あなたのフォームは大丈夫ですか?
予約数が減っている原因は、申込フォームの入力が大変すぎたからでした。
そのサロンの予約フォームには、なんと10以上の入力項目がありました。
曰く、お客さんの要望に細かく応えるために設問数を増やしていったそうです。
結果的に、フォームを元にもとしたら、予約数も元に戻りました。
このサロンに限らず、フォームの入力項目が多すぎることって、結構あるんですよね。
売り手からすると顧客の情報なんて詳しくあればあるだけ良いですから、つい「この項目も追加しよう」と追加しがちです。
でも、自分が買い手だとするとどうでしょう?
例えば、こんなフォームにイライラしたことはありませんか?
- 大量に入力項目があってそれだけでげんなり
- 送信ボタンを押してもエラーで入力し直せと言われる
- でも項目が多くてどこがエラーかわからない
- エラー内容がどうでもいい(全角・半角入力のミスなど)
こうなるとお客さんは申し込むのを途中で疲れてやめてしまうんですね。
さて、あなたのフォームは大丈夫ですか?
EFOを対策して申込フォームをノンストレスに
このようなフォームを改善することをEFOと言います。
Entry Form Optimizationの略で、Web制作系の会社は最近この辺りをアピールする会社も多くなってきました。
フォームは顧客が購入に至るまでに避けて通れません。
ですから、ここを改善することはコンバージョン率に直結します。
しかも、フォームでの離脱は想像より多く、約7割がここで離脱するなんてデータもあります。
逆に言えば、フォームまでアクセスしている人のうちの3割しか申し込みをしていないということです。
ちょっとシミュレーションしてみましょう。
毎月30件の問い合わせがあるとしましょう。
データ通りフォームの離脱率が7割なら、本来100人がフォームまで来ているということです。
ここの離脱率をたった10%改善するだけで、毎月10件増えるということです。
しかも冒頭の例の通り、フォームの改善はほぼコストがかからないのに効果が出るのが早く、しかも効果が高いです。
やらない方が損ですね。
フォームのチェックポイント3つ
この記事を読み終わったらぜひあなたのフォームをチェックしてもらいたいと思います。
すぐに改善できそうなポイントをまとめました。
ぜひ活用してください。
①項目を最低限に
例えば、フォームに住所って本当に必要ですか?
ECであればお届けしないといけませんから住所は必須ですが、セミナーだったら来場時にアンケートに書いてもらうのでも十分ですよね。
こういうと、
「任意入力にするのはどうですか?」
とよく聞かれるのですが、私は任意入力もお勧めしません。
フォームを開いてパッと見たときに項目が多いとそれだけでげんなりしませんか?
離脱につながりやすくなるポイントでもあります。
②関連情報は大分類でまとめる
「どの質問も必要で、どうしても項目が多くなってしまいます!」
そんな場合は関連する項目は大分類でまとめ認識しやすくしましょう。
例えば、
お客様情報という大分類の中に、
氏名や住所、連絡先など
支払い情報という大分類の中に、
決済方法など
のようなイメージです。
これだけですっきりとまとまり、また大量入力にも納得感が出ます。
③不必要な指定をやめる
上で例に出しましたが、住所の番地を全角で書かせることにきっと意味はないですよね。
全角でも半角でもOKにしておく方がユーザーにとっては便利です。
電話番号は半角で欲しいですが、これもハイフンを入れるとエラーとか、入れないとエラーとかすると不便です。
また電話番号の入力項目を3分割すると、フォーム入力の時にいちいちカーソルを合わせるのが手間になったりもします。
まとめ
EFOとはお客に対する思いやりで、フォーム管理者の義務だと私は思っています。
これから御社のサービスに申し込みたいと思っているユーザーに対して、
「ストレスなくスムーズに申し込んでもらうにはどうしたらいいだろう?」
そう考えることがEFOの第一歩です。
ユーザーのストレスを減らしてスムーズな申し込みをしてもらう。
それが結果として御社の売上につながります。