瀬尾です。
集客についてお話ししていると、多くの方が
集客=Webとチラシと交流会
というイメージを持っているようです。
実は、もっと効率の良い方法があります。
それがJVです。
このJVを覚えると、お金も時間も低コストで、効率よく大きく集客ができます。
知らないとチャンスが目の前にあってもみすみす逃してしまうことになるので、ぜひこの発想を身につけて欲しいと思います。
JV(ジョイントベンチャー)とは?
JVとは「ジョイントベンチャー」の略です。
日本語では戦略的系と言われたりします。
A社とB社がお互いの強みを出し合って、お互いの利益になるように提携することです。
このJVは数あるマーケティング戦略の中でも、コストをかけずに最も早く爆発的な成果を生み出す手段だと言われています。
もし、あなたが
「こんなお客さんが欲しい!」
「あそこのお客さんがうちにも来てくれたらいいのに!」
と思ったことがあるなら、ぜひトライしてもらいたいです。
通常であればあなたが広告やSNS、チラシを撒いたり名刺交換などして一から自前で集めなければなりません。
しかしJVであれば、他社のお客さんをあなたのところに流すことだってできるようになるのです。
あなたが他社のお客さん、言い換えればその他社の強みを
「喉から手が出るほど欲しい!」
と思うのと同じように
あなたの持つ強みを
「喉から手が出るほど欲しい!」
と感じる他社が必ず存在します。
そこの2社で手を組もうということです。
JVは本来、互いの売上・あるいは利益を爆発的に上げることなので他の方法もありますが、今回はJVを使った集客に限ってお話ししていきます。
ネイルと美容室のJV事例
美容室とJVすることによって、開業したばかりでも全く労力をかけずに集客に成功したネイルサロンがあります。
まず、美容室というのは「売上を失っている時間」があります。
それは、パーマやカラーリングの待ち時間です。
ただ待っているだけで、席は取られているので他のお客さんは入れないし、店にとってもお客にとっても暇な時間です。
そこで、ネイルサロンは
「その失っている時間で売り上げられたらいいと思いませんか?」
と提案しました。
つまり、この時間にネイルが受けられればお客も時間を有効活用でき、美容室も売上を上げることができます。
ネイルサービスの売上の50%を美容室に納めれば、美容室としてはリスクなくいいことずくめです。
ネイルサロンからすれば、集客コストはゼロです。
また、開業したばかりで店舗を持っていなかったので、ネイリストをそこに常駐させることで、賃料も初期投資もゼロになりました。
このように、JVがうまくハマるとお互いに大きく利益になります。
JV成功のために考えるべき3つの視点
とはいえ、
「どうしたらぴったりハマるJVパートナーが見つかるんだろう?」
と思うでしょう。
そこで、3つの視点を持って欲しいと思います。
①どんな人に紹介してもらいたいか
先ほどのネイルサロンの例ならば、美容室に紹介してもらいたい!ということですね。
あなたのお客さんに近いお客さんはどこにいるのかを考えてみるといいでしょう。
色々考えてみると、意外なところにいるかもしれません。
②相手にどんな価値を提供できるか?
先ほどの例なら、美容室にどんな価値を提供できていたかです。
ネイルサロンは、
・「売上の50%の納入」と金銭的
・ネイルのできる美容室という差別化要素
・顧客満足度アップ
という価値を提供していました。
あなたはJVパートナーにどんな価値が提供できますか?
③相手の顧客にどんな価値を提供できるか?
先ほどの例なら、ネイルは美容室のお客さんに対して
・暇な時間の有効活用
・別でネイルサロンに行く手間を短縮
という価値を提供していました。
相手の大切なお客さんを紹介してもらうわけですから、妙な商品は紹介したくないと思っているはずです。
あなたが相手のお客さんにどんな価値を提供できるかがはっきりしている必要があります。
まとめ
JV集客をやると低コストで短期的に爆発的な集客ができます。
ぜひあなたもどんな業種のところとJVできるか考えてみてください。
JVするためには
・どんなところとなら組めるか
・相手にどんな価値提供できるか
・相手の顧客にどんな価値提供ができるか
の視点が重要です。
ノートに上の3つの視点を書き出してみると、いろいろなアイディアが出るはずですよ。