集客数アップ

見込み客の共感をつかむストーリーテリングの技術

瀬尾です。

もしあなたが過去の自分に似たお客さんを相手にしているなら、それは一つのアドバンテージです。

簡単に見込み客の共感を得て、心の柔らかいところに入り込み、信頼を獲得する”ある手法”を使えるからです。

それは「ストーリー」を語ること。

人は理性ではなく感情で意思決定します。
そして、感情を動かすのはストーリーです。

あなたのミッションや起業に至るストーリー、どうして今の仕事をしているのかなどをお伝えすることでお客の心をぐっとつかむことができます。

ストーリーの使い所

ストーリーというのは、一度作ってしまえばありとあらゆるところで使えます。

典型的なものはブログやSNSの自己紹介ページや、集客ページ(ランディングページ)で使うことができます。

他にも、作ったストーリーを凝縮すれば手短にあなたのことを紹介することもできますから、Webだけではなくリアルでも使えるわけです。

お客さんと対面時にお話ししたり、BtoBの案件を獲得することもしやすくなります。

また、誰かがあなたを紹介するときにも使えます。

単にあなたの商品を買うメリットを伝えるよりも、より深く感情を動かしますから、作っておくことをオススメします。

ストーリーの作り方

もっとも商業的成功をおさめているハリウッドの映画業界に大きな影響を及ぼした、と言われる有名な理論「神話の法則」というものがあります。

人気の映画や漫画などのストーリーは基本的に、へなちょこの主人公が失敗しながらも這い上がり、何かと出会って成功へのきっかけをつかみ宝を持って帰還するというものです。

今回ご紹介するストーリーの作り方はこの「神話の法則」をもとにビジネス流にアレンジされ、あらゆるところで使われている方法です。

この大きく8つのパートに分かれています。

・マイナスのスタート地点
・変化へのきっかけ
・失敗の連続
・新たな出会い
・成功の連続
・完璧なメソッド化
・他人の成功
・次はあなたの番です

1つのパートごとにエピソードを語っていくイメージです。

この順番で語ると勝手に共感を生む物語になります。

なぜストーリーが共感を呼ぶかといえば、私たちの人生も同じようにストーリーだからです。

多くの場合なんでもうまく行くわけではありません。
試行錯誤して手に入れたスキルや実績だからこそ、人の心を動かします。

物語だからこそ、人は物語に共感し感動し、心を動かされます。

具体的なストーリーの作り方
ダイエットインストラクターの例

ストーリーの書き方と言っても、上の順番に書いていくだけです。

ただ、例示がないとイメージがわかないと思いますので、私がライター時代に書いた女性のダイエットインストラクターのストーリーで解説していきます。

彼女はもともと高校時代は学年一太っていて自分に自信がなかったそうです。
あらゆるダイエット法を試してきましたが、どれも痩せない、リバウンドする、精神を病むなどの失敗続き…

ファスティング(美容断食)に出会って初めてダイエットに成功し、その素晴らしさを広めたいとファスティングの資格を取りダイエットインストラクターとして活動していました。

というと、興味が湧きますよね?笑

これがまさにストーリーの力です。

(先ほどの言葉を使うなら、端的に「凝縮したストーリー」です)

以下に例示するストーリーは、ファスティング(美容断食)でのダイエットの無料カウンセリングに誘致するページに書いたストーリーです。

マイナスのスタート地点

ストーリーの始まりは、マイナスのスタート地点から始まります。

つまり、
「実は私もあなたと同じ悩みを持っていました」
と読者に打ち明けるところからストーリーを始めます。

今でこそダイエットの指導をしている私ですが、
元々は身長160センチ、体重85キロ。
高校時代は学年一太っていました。

クラスの男の子たちからは
「あいつ絶対70キロはあるよな」
など残酷にも体重当てゲームをされました。

憧れていた先輩にも
「おはようデブ!」
と声をかけられて
ひどく傷ついたのを覚えています。

このように、事実や感情だけではなく「エピソード」を交えて書きます。

変化へのきっかけ

「マイナスの状態から脱したい!」
「そのために具体的な行動に移そう!」
と決意するには何かきっかけがあるはずです。

そのきっかけとなったエピソードを書きます。

高校までは制服がありますが、
大学に進学すると毎日私服を着ることになります。

私服を買いに行って私は衝撃を受けました。
「何を着ても似合わない、、、」

どんな服を着ようとも
何だか自分が滑稽に見えて鏡の前で絶望しました。

そして、ついにダイエットの決意をしました。

失敗の連続

意外かもしれませんが、実はここがストーリーの事実上の山場です。

うまく行きっぱなしのストーリーでは面白くありません。
ここで失敗すれば失敗をしているほど、のちの成功が輝きます。

また、人の心理として「他人の不幸は蜜の味」なので、失敗エピソードを包み隠さずに語った方がストーリー全体は魅力的に映ります。

人生初のダイエットは、絶食でした。
とにかく食べなければ痩せると思ったからです。

10日間水以外取らず、10キロ痩せました。

しかし、地獄の10日間で手に入れた
10キロ減という結果は
たった3日間で+13キロに…

 

情報収拾は当時、
ダイエット掲示板を使っていました。

そこで見つけたのが
1粒1000円の「お腹の減らない薬」

試してみた結果、
確かにお腹は減りませんでした。

しかし副作用の「精神の乱れ」で
ノイローゼ気味に…

 

本当に様々なダイエット法を試しました。

しかしちっとも痩せられません。

20キロ以上痩せられても、
すぐに元に戻るの繰り返しです。

痩せられないことでコンプレックスは強化され
焦燥感から暴食に走ったりしました。

「また1キロ太ってる」
「痩せて綺麗になったらまた食べられるのに」
「痩せられるなら死んだっていい」

常に痩せることばかり考えていました。

新たな出会い

成功へのきっかけとなった出会いを語ります。
あなたの提供しているコンテンツとの出会いです。

そんな中で出会ったのが
「ミネラルファスティング」でした。

ミネラルファスティングとは、
ファスティング用のドリンクを飲みながら、
固形物を数日間一切とらないという美容法です。

以前の絶食ダイエットと違い、
日常生活や健康に悪影響が出ません。

食べない期間を設けることで
「そもそも食べ過ぎてたのかも」
「味付けも濃過ぎたかもしれない」
などと、意識が変化しました。

この、意識の変化が
ダイエットに成功するための
大きなきっかけになりました。

成功の連続

成功してどんな良い影響があったか、エピソードを書きます。

単純なメリット(ファスティングなら「痩せる」)だけでなく、そのメリットを享受したことで得られたことまで書きましょう。

ファスティングで
リバウンドなしに28キロの減量に成功しました。

28キロも痩せると、世界が全く変わります。

人から丁寧に扱われるようになったり、
女性として接してもらえるようになりました。

引越し業者の男性から
「よければ連絡先を教えてもらえませんか?」
と言われたときは

「だ、男性から連絡先を聞かれている!!!」
と、本当に衝撃的でした。

毎日鏡の中の自分を見て
「なんか今日の私、可愛いかも!」
と思って自信を持てるんです。

「こんな当然の幸せを
これまで手に入れられなかったんだ…」

大げさでもなく、
私はファスティングで人生変わりました。

完璧なメソッド化

あなた独自のメソッドになっている場合は特に、ここの努力を書きます。

具体的にどんな努力をしたのか、金銭的、時間的努力を書きます。

プロとしてお金をいただく以上、
万が一のことがあってはいけません。

そこで私は自分自身の体を使って、
世に流通している様々なファスティングを試しました。

その中でも最も辛くなかったのが
やはりミネラルファスティングでした。

21日間のファスティングをしてみましたが、
飢餓感で辛いと思ったことは一度もありません。

21日間という長期間でも
問題のないこの方法なら、自信を持って
お客さんに提供できる!

自分の自信に繋がった瞬間でした。

他人の成功

ここは
「あなただからできたんでしょ?」
という読者の心の声に反論するためのパートです。

ここでは、誰でもできるという証拠としてお客さんの具体例を話します。

過去にカウンセリングしたお客様は
3日間で3.5キロの減量に成功しました。

ファスティングをきっかけに食習慣が変わり、
スナック菓子をつまむことが亡くなったそうです。

悩まれていたリバウンドからも
解放されました。

次はあなたの番です

最後、行動を起こさせるための締めのパートです。

商品を提供する理由を説明し、オファーを出します。

読者の背中を押すイメージです。

もし、あなたが昔の私のように太っていて
そのことで自信がないなら、
ぜひ私に相談して欲しいと思います。

太っている、毎回リバウンドするなんて悩みは、
ファスティングで解決できることなんです。

食べるのが大好きで、学年イチ太っていて
自分に自信がなかった私でも痩せられました。

今すぐ苦しいダイエットをやめて、
私の元に相談しに来てください。

ストーリーテリングのお約束
嘘は書かない

当然ですが、ストーリーを書くために嘘を書くのはやめましょう。

一部ライターの中にはコンバージョン(成果)が取れれば嘘を書いてもいいという主義の人もいます。
しかし、お客さんと長くお付き合いをするという観点で見れば嘘は信頼を失う悪手以外の何でもありません。

例示として出した今回のストーリーは、かなり個性的でショッキングなエピソードも多かったと思います。

しかし、これは全てダイエットインストラクターのご本人からヒアリングした実話です。

こう聞くと、
「自分には特殊なストーリーはない」
「だからストーリーは書けない」
と思うかもしれません。

正直、こんなにショッキングなエピソードばかり出てくることはきっと少ないでしょう。

しかし、このストーリーの元となる本人ですらヒアリングを始める前は

「私にそんなストーリーはありません」
「どうして痩せたいと思ったかなんてもう覚えてません」
「太っていて辛い思いをしたこと、、色々ありすぎてよくわかりません」

と言って、絶対にストーリーなんて書けないと言っていました。

このストーリーは個性的なエピソードがたくさん出てきました。

これまでの経験則ですが、多くの場合、マイナスのスタート地点や失敗の連続に当たるエピソードは忘れています。

自分がどんな苦しみを経て今に至っているか、書きながら思い返してみると面白いストーリーが書けます。

まとめ

今回の方法であなたのストーリーを伝えると、見込み客の共感を簡単に得ることができます。

一度作ったストーリーは、短くしていつでもどこでも使えます。

私のクライアントには、自分のストーリーを30秒程度で伝えてからミッションを語ることで、多くの提携先を紹介してもらっている方もいます。

自己紹介などもストーリーを混ぜて伝えることでチャンスをつかむことができます。

まずは「マイナスのスタート地点」のエピソードを書き出してみてください。

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