瀬尾です。
「ビジネスのコンセプトはなんですか?」
そう問われたときに、即答できる人は多いです。
しかし、
「コンセプトってそもそもなんですか?」
と問うと、多くの人ははっきり答えることができません。
コンセプトはビジネスを展開する上で全ての土台となるものなのに、正しくコンセプトを作れている人は少ないのが現実です。
上っ面だけのコンセプトっぽいものを作っても、売れにくく集客もままなりません。
逆に、コンセプトがバッチリ決まっていれば、売るのが楽になります。
めちゃくちゃなハードセールスも、極端なマーケティングも、購入を煽るような文章スキルも必要ありません。
そもそもコンセプトとは?
Googleの日本語辞書によると
1.概念
2.全体を貫く基本的な観点・考え方
ビジネスで使われる意味合いとしては2つ目の方でしょう。
コンセプトとはビジネス全体を貫く軸のことです。
言い換えれば、誰のどんな課題をどうやって解決するのか。
それがコンセプトです。
つまり、コンセプトとは以下の3つの要素から成り立ちます。
・ペルソナ(ターゲット)
・課題
・解決策
そして、これがバッチリとはまっていればコンセプトだけで売ることができます。
コンセプトメイクの具体的手順
コンセプトを作る上で最も重要なのは考える順番です。
特に、スキルを持っていると上の3要素の解決策から考えてしまいがち。
しかしそれでは独りよがりなコンセプトになりやすいです。
売れるコンセプトは作りたいなら
①ペルソナ
②課題
③解決策
この順で考えていく必要があります。
ステップ1:ペルソナを考える
ビジネスはお客さんありきです。
なので最初にお客さんが誰なのかをはっきりさせる必要があります。
ペルソナとは、ターゲットを一人の人間像に落とし込むことです。
そうすることでペルソナに近い属性のお客が集まるという考え方。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ステップ2:ペルソナの課題を調査する
ペルソナが決まった後、解決策をいきなり考えてしまいがちです。
しかし解決策というのは課題ありきです。
なので、ペルソナは一体どんな課題を抱えているのかをリサーチしましょう。
リサーチ方法は簡単で、ペルソナに近い属性のお客さんに実際に話を聞くことです。
想像して終わらせずに、実際のお客さんに聞くことが重要です。
顧客リサーチの具体的方法はこちらでお伝えしています。
ステップ3:解決策を考える
最後にその課題の解決策です。
例えば一言にダイエットといっても、栄養指導や運動、サプリなど色々な手法があります。
この具体的な手法のことです。
どんな方法で課題を解決するのかを詳細にに書き出しておくと、今後の商品開発が楽になるでしょう。
以上の3ステップで書き出したものを
「誰のどんな課題をどのように解決する」
という形式で書き留めておくと、コンセプトがまとまりやすくなります。
まとめ
以上が、効果的なコンセプトメイクの手法でした。
コンセプトというのはあなたのビジネスの基盤になり、商品の売れる売れないを決定づけるものになります。
売れるコンセプトを作ることが、集客やセールスを楽にするポイントです。
3つの要素を改めて一つずつ明確にしていくことで、あなたの商品はもっと売れるようになるでしょう。