瀬尾です。
こちらの記事でもそうですが私は常々
「ターゲットを絞れ!」
と言っています。
ターゲットを絞るだけで認知されやすくなり、客数が増え、顧客満足度が上がります。
絞らないと何年も商売が鳴かず飛ばずでだらだらとビジネスを続けることになりますから、ターゲットはよく考えてもらいたいことの一つです。
こういった話をすると、
「ターゲットをどこまで絞ったらいいですか?」
と聞かれることがあります。
なので今日はターゲットの絞り方をお伝えします。
最も簡単にターゲットを絞る方法
それは実際にいるお客さんをペルソナにすることです。
ペルソナとは、ターゲットを一人の人間に落とし込んだもので、名前や年齢なども決めます。
ペルソナについてはこちらの記事を参照してください。
ペルソナ|秋野つゆに学ぶペルソナブランディング
あなたのお客さんの中で
「うちのお客さんがこの人ばっかりだったらいいのに!」
みたいな人はいませんか?
その人をペルソナにすることが一番手っ取り早いです。
ペルソナの具体的設定方法
ターゲットを絞る、あるいはペルソナを作る上で重要なのが社会的ドメインと心理的ドメインです。
この2つを深掘りします。
社会的ドメイン
これは、言い換えれば社会的属性です。
年齢・性別・職業から始まり
・年収や可処分所得
・家族、配偶者や子供の有無
・持ち家か賃貸か
・休みや自由に使える時間はどれくらいあるのか
など、その人の置かれている状況を指します。
社会的ドメインが違うと、心理的なドメインも変わってきます。
なので先に社会的ドメインから掘り下げることをお勧めします。
心理的ドメイン
これは簡単にいうと、どんな悩みを持っていて、何を求めているのかです。
「痛み」と「快楽」なんて言い方もします。
全ての商品は、痛みのある現状から快楽まで連れて行く手段です。
そのため、心理的ドメインを掘り下げない限りあなたの商品は売れません。
例えばダイエットなら
痛み:
・何をやっても痩せない、リバウンドしてしまう
・思春期から太っていて辛い思いをした
・コンプレックスになっていて自信がない
・食べるのがやめられない快楽:
・食事に罪悪感を感じないようになりたい
・恋人が欲しい
・外見を褒められたい
・痩せて自信をつけたい
こういったことが心理的なドメインです。
「どこまで掘り下げたらいいですか?」
と質問されることがあるのですが、理想としてはお客さんが朝起きてから夜寝るまでの生活をありありと思い浮かべられることです。
ターゲット設定はビジネスの根幹
以上がターゲット設定(あるいはペルソナ設定)の具体的方法です。
この方法でターゲットを絞り、ペルソナを設定できれば、あなたにとっての「質のいいお客さん」ばかりが集まりやすくなり、集客が楽になります。
悩みが均一化してくるので対応も楽になり、顧客満足度も上がります。
全ての商品が痛みのある状態から快楽に連れて行く手段ですから、このターゲット設定はビジネスの根幹といっても過言ではありません。